2015年4月29日水曜日

もう一冊の新刊



●オークラ出版さんのエバープリンセスにて、春野リラのペンネームで新刊出ました。
『魔の森の乙女と美貌の子爵』
さる事情で森のなかで育った主人公が、美貌の王子様を拾ってしまうというお話です。森を出てはいけない、誰かを愛してはいけないという父親との約束を破って彼を好きになってしまった彼女の恋物語。経緯を知らない王子は一時、彼女を憎むことになるのですが、もちろん最後はハッピーエンドです。よかったら読んでやってください。カバーもとってもキラキラの可愛いイラストです。今ならまだ新刊ということで、本屋さんでも平積みになっているかもなので、手に取りやすいかな。
 発売日を過ぎたらお報せしていいということだったのでもっと早く更新するつもりだったのですが、ここのところずーっと胃の調子が悪くて悪くて。今も原稿が思い通りに進まないだらしのない状況なので、遅くなりました。申し訳ありません。
 今日はとりあえずお報せのみで。次回は五月の中頃に更新するつもりです。

2015年4月12日日曜日

新刊、無事、出ました。


●相変わらずです、ごめんなさい。更新が予定より一週間以上遅くなっちゃいました。おかげさまで、ヴァニラ文庫の新刊、灼熱王とセシリアの愛のお話、無事、出ました。もう読んでくださった方はいらっしゃるでしょうか。
 今回の王子リオンは、無骨で不器用、恋愛ごとには鈍感なところもあるけれど、心の優しい男、ということで、私は好きなタイプです。対する主役のセシリアはというと・・・・・。
 最初の読者になってくださった編集部さんには、「今回の彼女は大人ですね~」と感想をいただきました。私的にはそういう点を意識して書いたわけではないのですが、王子に引っ張ってもらいたいと願う女心の一方で、彼女にも王子を引っ張っていくだけのパワーを与えたかったというのはあります。読者さんがどんな感想を抱いてくださったか、気になるところです。
●好きなシーンは、やはりあれですかね。酒場でセシリアが娼婦の女に挑発されるシーン。ピンチを負けずに切り抜けるセシリアの聡明さと度胸、プライドを描きたくて考えた場面です。書いている時は、私は王子の気持ちになって彼女を惚れ惚れ眺めていた気がします。

コミカライズについても少し。私は漫画の原作を書いたことはちょっとだけありますが、自分の作品をまるごと漫画にしてもらったのは、初体験でした。だから、どんなふうになるのかと出来上がってくるのを楽しみに待っていました。私自身、一人の読者になった気分で。
 全編を一冊にしっかり書き込んでいただいていて、とても嬉しかったです。登場人物も、各自個性を摑んだキャラクターに描いてもらっていたし。漫画を読んで原作を手に取ってもらえたら嬉しいと考えていましたが、漫画は漫画で十分楽しんでいただけるから、それだけでもいいかもとちょっと思ってしまいました。改めて黄上先生に感謝を。
 この漫画が、私のほかの作品を読むきっかけになってくれればと願っています。

●次回の更新予定は26日の週あたり。今月、もう一冊文庫が出ますので、そのお報せを。よかったらチェックしてやってください。(今日は字のサイズを変えてみました。私自身、読みやすい大きさに)