●「ロマンスのルール」を読みました。3冊分の感想をまとめてお届けするつもりでしたが、これは1冊ずつお届けしなくては!と思わずにいられないほど、濃い内容でした。
真彬に振り回されてばかりの、恵の日常。
すきやきパーティーの場面で早くも、「真彬なんてやめて、もっとオトナで恵を分かってくれている頭師さんにしちゃえばいいのに!」
と思っていたところが……あったあった、あとがきの中に!(笑)
皆さん、同じように感じたんですね。
最後はヨリを戻すんだろ~けど、一度くらい頭師サマとのロマンスはあるのかしら~?。
身勝手な真彬との仲よりそっちのほうが気になってドキドキしてました。
なのに、泣けるのは真彬とのシーンばかり。
頭師サマと恵にくっついてもらいたいと願いながら、やはりどこかで真彬と恵を応援
しているらしい自分が信じられな~い!
ともあれ恵のお人好しに呆れながら、そして16年前にもこんなに泣ける作品を書かれていた先生に驚きと尊敬を感じながら、読ませていただきました。
恵の気持ちを思って、また頭師サマの優しさ・愛・思いやりに、切ない場面の多かっ
たお話ですが、私の中では特に怒涛のポイントが2か所ありました。
まずは不倫願望の街頭インタビューを経て、公園で野良犬と雨宿りをする場面です。
南を選んだくせに思わせぶりなセリフで恵に口づける真彬と、別れてなお苦しく想い
続けているがために受け入れてしまう恵。
話の中では現在進行の出来事なのに、その後の
‘キスの合間に名前を呼ばれるのが好き「だった」’という過去形な一文がとても悲
しくて、何度も読み返しては泣きました。
もう一か所は、レンタル彼氏と真彬を会わせる計画の場面です。
本心は恵に想いを残しているのが見え見えな真彬の、いっぱいいっぱいな感じの八つ
当たりも、南との仲を応援すると決めた恵には届かず。
実は両想いなのにどうにもならない二人が悲しいです。
恵の気持ちなど考えず自分のイライラをぶつけてくる身勝手な真彬の、レンタル彼氏と感づいて安心したのか、手のひらを返したように恵をバカにする態
度!。恵がどこまでも真彬に踏みにじられていくようで、悔しくて切なくて涙が止まらず…。
そこへまさかの頭師サマご登場はオイシ過ぎました!スマートな仕草にはどことなく愛情がこもっていて、きっと恵に惹かれているのだろうと想像できます。
気の利いた小芝居。
安らげる優しさ。
真彬の反応には、胸のすく思いでした。
だから恵の気持ちが頭師サマに向かないのが、残念でなりません。
私ならきっと、髪をクシャッとされた瞬間に堕ちてしまうのに~!
その後の、惨めにも思えてくる真彬の執念にはこっちがイラつきました。
あんなに強引だったのに、急に弱さを見せちゃって!
恵に頭師サマと会う予定があれば、それが仕事だって邪魔をするし!
しかも恵だって、未練がましく人の良いこと!
「も~、いい加減にしてよ!」
なんて独りで文句言いながら読みました(笑)。
そして頭師サマのプライベートが少し明かされ、それに伴い渡された指輪───。
この先3人がどうなっていくのか、目が離せません!!
池戸先生、ごめんなさい!
シリーズもので「ロマンス」なんてタイトルから、穏やかに淡々と進む話を勝手に想像していたので、
何となく、好みに合わず楽しめないかも~なんて考えながら臨んだら…
あまりの喜怒哀■に満ちたお話に、感想も長くなってしまいました。
●ロマンスシリーズ2冊目、「告白のリミット」です。
今回は、真彬にも頭師サマにもハッキリしない恵にちょっと怒りを感じてしまいまし
た。真彬にお灸を据えるなら返事を先延ばしにするより、もっと手痛い言動をぶつけてや
れば良いのに…。そこまでしないのが恵の優しさなのでしょうね。
まぁ、‘チームS’が痛い目を見させてくれましたけどね。ついでに恵のおまけ付き
で。頭師サマがもっと憤慨なさるかと思ったら…やっぱりオトナですね~。
でも真彬も、以前と比べて別人のよう。
私は頭師サマと恵のロマンスに未練がありながらも、真彬との仲にもドキドキしてき
ています。
なのでミキと藤原がこの先、どのように絡んでくれるのか?
野次馬根性丸出しでとってもとっても楽しみです!
ホテルMでは、これで頭師サマともお別れ?!と思いきや、頭師サマのNY行きが一時的なものと知って、すごく嬉しかったです。
恵が真彬を選んでも、やはり頭師との繋がりが終わってはいけません!
で、真彬がやっぱり昔と変わっていなければ、いつでも頭師サマに泣きついてもらいたい♪。
それにしても、文字通り‘松葉杖を「ガコガコ」突きながら’やって来た真彬には笑わせていただきました!
恵と会える喜びの笑顔より、必死な形相が思い浮かんできて…なぜだろうと思ったら、何が何でも恵にくっついて行く覚悟だったのですね。
この作品はライターの仕事についても幅広く触れているので、3人の関係を抜きにしても楽しめました。私も文章を書くのは好きなので、興味深くもあるお話でした。といっても私が昔憧れたのは、新聞の番組論評ですが(笑)
「署名原稿」と署名の無い原稿があるのは初めて知りました。
‘S’を追跡する様子には、記憶にある‘チーマー’や‘カラーギャング’を思い出し、実際の取材も緊張だったんだろうな~なんて考えてみたり。
そういう子ども達を嘘やごまかしなく、全身で受け止めていた「夜回り先生」こと水谷 修先生はやっぱり凄い方だなぁと、久々にブログを覗いてみたり…。
ロマンスシリーズ3冊のうち2冊を読み終えたところですが、池戸先生の作品で、自分までこれほど気持ちを引っ掻き回された話はあっただろうかと思います。
真彬をイヤな奴と思い頭師サマに憧れたあとは恵に喝!を入れたくなり、今度は真彬と恵を応援したいけどミキや藤原にも横取りすべく頑張ってほしくて、そんなゴタゴタの向こう側では、常に頭師サマが両手を広げて恵を待っていてくれるのを強く望み…。
たくさんのワクワクを抱えて、それでは、「優しさのプライド」に行ってきま~す!
今回は、真彬にも頭師サマにもハッキリしない恵にちょっと怒りを感じてしまいまし
た。真彬にお灸を据えるなら返事を先延ばしにするより、もっと手痛い言動をぶつけてや
れば良いのに…。そこまでしないのが恵の優しさなのでしょうね。
まぁ、‘チームS’が痛い目を見させてくれましたけどね。ついでに恵のおまけ付き
で。頭師サマがもっと憤慨なさるかと思ったら…やっぱりオトナですね~。
でも真彬も、以前と比べて別人のよう。
私は頭師サマと恵のロマンスに未練がありながらも、真彬との仲にもドキドキしてき
ています。
なのでミキと藤原がこの先、どのように絡んでくれるのか?
野次馬根性丸出しでとってもとっても楽しみです!
ホテルMでは、これで頭師サマともお別れ?!と思いきや、頭師サマのNY行きが一時的なものと知って、すごく嬉しかったです。
恵が真彬を選んでも、やはり頭師との繋がりが終わってはいけません!
で、真彬がやっぱり昔と変わっていなければ、いつでも頭師サマに泣きついてもらいたい♪。
それにしても、文字通り‘松葉杖を「ガコガコ」突きながら’やって来た真彬には笑わせていただきました!
恵と会える喜びの笑顔より、必死な形相が思い浮かんできて…なぜだろうと思ったら、何が何でも恵にくっついて行く覚悟だったのですね。
この作品はライターの仕事についても幅広く触れているので、3人の関係を抜きにしても楽しめました。私も文章を書くのは好きなので、興味深くもあるお話でした。といっても私が昔憧れたのは、新聞の番組論評ですが(笑)
「署名原稿」と署名の無い原稿があるのは初めて知りました。
‘S’を追跡する様子には、記憶にある‘チーマー’や‘カラーギャング’を思い出し、実際の取材も緊張だったんだろうな~なんて考えてみたり。
そういう子ども達を嘘やごまかしなく、全身で受け止めていた「夜回り先生」こと水谷 修先生はやっぱり凄い方だなぁと、久々にブログを覗いてみたり…。
ロマンスシリーズ3冊のうち2冊を読み終えたところですが、池戸先生の作品で、自分までこれほど気持ちを引っ掻き回された話はあっただろうかと思います。
真彬をイヤな奴と思い頭師サマに憧れたあとは恵に喝!を入れたくなり、今度は真彬と恵を応援したいけどミキや藤原にも横取りすべく頑張ってほしくて、そんなゴタゴタの向こう側では、常に頭師サマが両手を広げて恵を待っていてくれるのを強く望み…。
たくさんのワクワクを抱えて、それでは、「優しさのプライド」に行ってきま~す!
●こんにちは。今回、恵にとってはちょっとイジワルな読者の池戸屋騒動です。
シリーズ3冊目、「優しさのプライド」を読みました。
頭師サマがダメなら藤原くん、奪っちゃえ~! と思っていた私。
始まり早々4人の相席シーンから、顔のニヤニヤが止まらず。キと藤原が意気投合してそれぞれにカップル成立を目論んでいる雰囲気には、思わずガッツポーズ!
「告白のリミット」で1度は、恵を強く想う真彬を応援したくなりましたが、やはり当初の酷い真彬が私の中では印象強くて。
案の定、このお話の中にも出てくる強引で自分勝手な真彬にはウンザリです。
逆に、優しくて堂々と自信に溢れた藤原にドキドキ!
腹の中では何を考えていようと、その余裕ある計算高さがミョ~にステキ☆。
そして久々に姿を見せる頭師サマは、やっぱりイイわぁ~!
これって、現実の異性に対する好みが反映されるのでしょうか?
シリーズ3冊目、「優しさのプライド」を読みました。
頭師サマがダメなら藤原くん、奪っちゃえ~! と思っていた私。
始まり早々4人の相席シーンから、顔のニヤニヤが止まらず。キと藤原が意気投合してそれぞれにカップル成立を目論んでいる雰囲気には、思わずガッツポーズ!
「告白のリミット」で1度は、恵を強く想う真彬を応援したくなりましたが、やはり当初の酷い真彬が私の中では印象強くて。
案の定、このお話の中にも出てくる強引で自分勝手な真彬にはウンザリです。
逆に、優しくて堂々と自信に溢れた藤原にドキドキ!
腹の中では何を考えていようと、その余裕ある計算高さがミョ~にステキ☆。
そして久々に姿を見せる頭師サマは、やっぱりイイわぁ~!
これって、現実の異性に対する好みが反映されるのでしょうか?
私は実際、自分勝手な男はNG!。包んでくれるような人が好きです。まさに真彬に嫌悪感、頭師サマに惹かれるように。
なので他の読者の皆様からはどのような感想が寄せられたのかが、とても気になるところです。
(あとがきでも少しだけ、紹介されてはいますけど。)
最後は頭師サマのおかげでまとまった感じの二人ですが、なんだかなぁ…スッキリしないんですよね。私自身の気持ちが頭師サマに藤原にフラフラしているせいもあるのでしょうが、誓いのリングが光ったって、最後の挿絵の二人が幸せそうだって、この先も恵は泣かされながら、
そして頭師サマに救われながら、愛を深めていくような気がします。
結局は深い深い相思相愛だった恵と真彬ですから、真彬が嫉妬や焦りに振り回されないようなオトナだったら、きっと始めからベストカップルだったのに!と、残念でなりません。
でも頭師サマや藤原、ミキがライバルとして出現することで、二人が恋も仕事も成長できたのだと思えば許せるかな。
何で真彬かなぁと、今でも本当に複雑なんですけどね。池戸先生の作品で、ハッピーエンドなのに釈然としない話なんて初めてですよ!(笑)。
さて、今回もライターという仕事や出版に関わる話に加え、探偵業の云々~真彬を尾
行する様子はとても興味深く、「私も身近に探偵ごっこできるような人、バレても笑って許してくれそうな人、いないかなぁ」なんて考えてしまいました。そういう意味では「告白のリミット」より更に面白かったです。
また、池戸先生がこのシリーズを書かれた当時の世相を思い、子ども達の「心の病み」や自殺との関係をネットで調べてみると、学校が体罰を止めた時期や理由、意外にも私が生まれる20年前にも子どもの自殺の多い時代があったことなど、どんどん広がって…。すごく勉強になりました!
さすが先生の作品から届く、ヤル気パワーは違いますね!
次はぜひ、納得できるハッピーエンドの作品を読みたいものです!
なので他の読者の皆様からはどのような感想が寄せられたのかが、とても気になるところです。
(あとがきでも少しだけ、紹介されてはいますけど。)
最後は頭師サマのおかげでまとまった感じの二人ですが、なんだかなぁ…スッキリしないんですよね。私自身の気持ちが頭師サマに藤原にフラフラしているせいもあるのでしょうが、誓いのリングが光ったって、最後の挿絵の二人が幸せそうだって、この先も恵は泣かされながら、
そして頭師サマに救われながら、愛を深めていくような気がします。
結局は深い深い相思相愛だった恵と真彬ですから、真彬が嫉妬や焦りに振り回されないようなオトナだったら、きっと始めからベストカップルだったのに!と、残念でなりません。
でも頭師サマや藤原、ミキがライバルとして出現することで、二人が恋も仕事も成長できたのだと思えば許せるかな。
何で真彬かなぁと、今でも本当に複雑なんですけどね。池戸先生の作品で、ハッピーエンドなのに釈然としない話なんて初めてですよ!(笑)。
さて、今回もライターという仕事や出版に関わる話に加え、探偵業の云々~真彬を尾
行する様子はとても興味深く、「私も身近に探偵ごっこできるような人、バレても笑って許してくれそうな人、いないかなぁ」なんて考えてしまいました。そういう意味では「告白のリミット」より更に面白かったです。
また、池戸先生がこのシリーズを書かれた当時の世相を思い、子ども達の「心の病み」や自殺との関係をネットで調べてみると、学校が体罰を止めた時期や理由、意外にも私が生まれる20年前にも子どもの自殺の多い時代があったことなど、どんどん広がって…。すごく勉強になりました!
さすが先生の作品から届く、ヤル気パワーは違いますね!
次はぜひ、納得できるハッピーエンドの作品を読みたいものです!
※シリーズ一冊一冊への感想を聞かせてくださり、本当にありがとうございます。ほかの方が寄せてくださった感想も、ほとんど池戸屋さんと同じだったような(笑)。
「何で真彬かなぁ」---たぶん皆さん、この一言につきるんだと思います。で、頭師人気高し。
自分の書いたものでも、何年か経って読み返して、この男酷くない? と自分で自分に突っ込みを入れたくなることがあります。ロマンスシリーズも、今読むとまた、書いた時とは違う感想を私自身抱くのかもしれませんね。このお話は雑誌の方でイラストの先生が漫画で描いてくださったりと、幸せな企画にも恵まれた作品でした。あとは、私のライターとしてのわずかな経験を作品に生かすことができたのが、書いていてとても楽しかったです。
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